Rakuten.caの使い方(カナダ)|駐在員が買い物コストを抑える実践テクニック

カナダの小売価格が横並びになりやすい背景を踏まえ、Rakuten.caを活用して買い物コストを抑える方法をまとめたガイドです。Rakuten.caの仕組み、使える主要リテーラー、キャッシュバックを最大化するコツ、登録方法、紹介特典、MAP制度などの考察を実体験に基づいて整理しています。

カナダでの買い物は、どのリテーラーで買ってもほぼ同じ価格になる商品がとても多いです。 (日本の Apple 製品に似てます。)

メーカー主導の価格設定が一般的で、Amazon.ca、Walmart Canada、Costco Canada、Best Buy Canada、Canadian Tire、Sport Chek といった主要販売店が、横並びの価格を提示するのが普通です。

たとえば、ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォン Sony WH‑1000XM6 を Google ショッピングで検索すると、どの店も CA$498〜499 に揃っているのが一目でわかります。

「Sony WH 1000xm6」の検索結果
「Sony WH 1000xm6」の検索結果

この背景については本記事の最後で考察していますが、いずれにしてもカナダでは、「どこで買うか」ではなく「どう買うか」が重要になります。

そこで役立つのが 「Rakuten.ca」 です。

Rakuten.ca は、アフィリエイトを活用した キャッシュバックサイト で、オンライン購入時に Rakuten.ca を経由するだけでキャッシュバックを受け取ることができます。

日本にも同様のサービスはありますが、Rakuten.ca はセール時にキャッシュバック率が 15% にも達すること、貯まったキャッシュバックを現金で口座振込してくれることが大きな特徴です。

Rakuten.caの仕組み

Rakuten.ca は、アフィリエイトを活用した キャッシュバックサイト です。  リテーラー(Amazon.ca、Best Buy、Canadian Tire など)は、Rakuten.ca に 広告料(紹介手数料) を支払い、Rakuten.ca はその一部を消費者にキャッシュバックとして還元することで成り立っています。

  • リテーラー → Rakuten.ca に広告料を支払う
  • Rakuten.ca → 消費者にキャッシュバックとして還元
  • 消費者 → いつも通り買い物するだけ

という三者の関係で成立しており、ユーザー側は 完全無料 で利用できます。

なお、Rakuten.ca は、日本の楽天グループの北米子会社(Rakuten Rewards / Rakuten Group) が運営しています。  

Rakuten.ca が使える主要リテーラー

分類ストア名
家電・ガジェットAmazon.ca、Best Buy Canada、Walmart Canada、The Source、Staples Canada 等
アウトドア・スポーツ用品Mountain Equipment Company(MEC)、Sport Chek、Columbia、The North Face 等
日用品・生活Walmart、ユニクロ、GAP、Canadian Tire 等
旅行(ホテル・航空券・レンタカー)Marriott、IHG、Expedia、Booking.com、Hotels.com、Avis、Budget 等

1. タイミングが重要

Rakuten.ca を最大限活用するうえで、最も重要なのは、「いつ買うか」 です。  

特に Black Friday や Boxing Day といった大型セールの時期は、Rakuten.ca のキャッシュバック率が大きく上昇します。

家電・ガジェットはそこまで大きくは動きませんが、スポーツ用品店・アウトドア用品店は今年は 15% 還元がありました。

しかもこの時期は、そもそも小売価格自体がセールで下がっているため、「セール価格」+「Rakuten.ca の高還元」= 二重で価格を抑えられる、という非常に強力な組み合わせになります。

2. 買い物だけでなく旅行でも使う

Rakuten.ca は買い物だけでなく、旅行予約でも使えます。

  • Marriott、IHG など大手ホテルチェーン(Hiltonはカナダ版Rakuten.caには無し)
  • Booking.com、Hotels.com、Expedia などの予約サイト
  • Avis、Budget などのレンタカー

旅行は金額が大きいため、買い物同様に節約効果が大きいジャンルです。

3. アメリカ版 Rakuten.com を作っておくとさらに広がる

アメリカ版の姉妹サイト Rakuten.com(Rakuten Rewards US) にもアカウントを作っておくと、さらに活用の幅が広がります

理由はシンプルで、「カナダの Rakuten.ca にはないが、アメリカの Rakuten.com にはあるリテーラーが存在する」からです。

「アメリカで買い物なんてしない」と思うかもしれませんが、例えば ホテル予約 でこの差が出ます。

  • Hilton はアメリカ版Rakuten.com にしかない
    • 大手ホテルチェーン Hilton は、カナダ版 Rakuten.ca にはありませんが、アメリカ版 Rakuten.com には存在します。私は現在 Marriott Bonvoy AMEX を持っているので Marriott 派ですが、Marriottに比べてHiltonが安ければ、Hiltonに泊まることがあります。その際は アメリカ版Rakuten.com を経由して予約 しています。
  • ホテルポイント購入もキャッシュバック対象
    • さらに面白いのは、Hilton や Marriott のポイント購入も、アメリカ版 Rakuten.com ではキャッシュバック対象 になっていることです。私はカナダ駐在時点で、Hilton のポイントが中途半端に余っていたため、買い足して、そのポイントを使って無料宿泊しました。このポイント購入にもキャッシュバックが付くのは、かなりユニークです。

【注意点】これらのポイント購入はRakuten.com内で、通常の Hilton や Marriott のホテル予約リンクとは別になっています。キャッシュバック対象は以下のような専用リンクです:

  • Hilton-points
  • Marriott-points

間違えない様にご注意ください。

4. ギフトカードもキャッシュバック対象

少し上級者向けで、正直、私はここまで徹底できていませんが、Rakuten.ca では ギフトカード購入もキャッシュバック対象 になります。

たとえば、カナダ最大級のスーパーマーケットチェーン Safeway で日々の買い物をする場合、「Rakuten.ca 経由で Safeway のギフトカードを購入し、そのギフトカードで買い物をすれば、日常の食料品購入にもキャッシュバックが付く」という仕組みです。

「どうせ毎月必ず使う店がある」という人には、かなり有効な節約方法になるかもしれません。


これらのコツを最大限活用した結果、私が実際に 10〜12月のセールシーズン(3ヶ月間)で受け取ったキャッシュバックは合計 288.11ドル でした。私は Rakuten.ca を知るのが遅かったため、「駐在直後から使っていれば、もっとキャッシュバックを受け取れていたのに…」と、今でも少し悔しい思いをしています。

Rakuten.caのアカウントのスクリーンショット。カナダ駐在員のRakuten.caを使ったキャッシュバックのイメージ。
私のRakuten.caの10-12月(3ヶ月間)のキャッシュバック額

Rakuten.ca・Rakuten.comの登録はとても簡単です。Googleアカウントと紐つけるのであればワンクリックで完了です。

紹介プログラム

  • Rakuten.ca には、非常に魅力的な 紹介プログラム があります。紹介リンクを通して新規登録し、初回購入まで完了した場合、紹介した人・された人の両方に 30ドルのボーナス が付与されます。
  • 紹介した側にも紹介された側にもメリットがある仕組みなので、皆様が Rakuten.ca ユーザーになられましたら後輩や後任者に勧める際にもぜひご活用してください。

ご協力のお願い

皆様ご自身が紹介プログラムのボーナスを得るためにも、ぜひ本サイトがご案内するリンクからRakuten.ca、Rakuten.comの登録を進めていただければ幸いです。頂いたボーナスは、サイトの運営費用(サーバー維持・拡張やソフトウェア・有料素材の購入など)に充てさせていただきます。皆さまのご協力が、今後も有益な情報を継続して提供するための大きな支えとなります。どうぞ宜しくお願いします。

ここまでご覧いただきありがとうございました。以下は、私自身の勉強を兼ねて記載した考察ですので、宜しければご一読ください。今後とも Canada Expat Guide をよろしくお願いいたします。

日本もカナダも再販価格維持は違法

日本では、独占禁止法によって 再販価格維持(メーカーが小売価格を強制すること) が原則禁止されています。メーカーが「この価格で売れ」「この価格より安く売るな」と指示することは違法です。

カナダにも同様に Competition Act(カナダ競争法) があり、メーカーが小売価格を直接コントロールする再販価格維持行為は、日本と同じく禁止されています。

ただし、カナダには「MAP(最低広告価格)」が存在する

ここが日本との大きな違いです。

カナダでは、メーカーが小売店に対して「この価格より安く“広告”してはいけない」という MAP(Minimum Advertised Price:最低広告価格) を設定することが一般的な商慣習になっています。

  • 実際の販売価格は自由
  • しかし広告できないため、実質的にその価格を守らざるを得ない
  • 結果として どの店でも同じ価格になる(横並び)

という構造が生まれます。

市場構造の違いも影響している

加えて、カナダでは日本ほどリテーラーの数が多くなく、国土が広大で輸送コストも高いため、地域ごとにマーケットがある程度固定化されています。

その結果、過度な価格競争が起きにくい構造になっていることも、価格が横並びになりやすい一因と考えられます。